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執筆者の写真大学受験のポラリス(志望理由書・小論文等対策)

昭和女子大学食健康科学部食安全マネジメント学部の小論文解説2022

昭和女子大学食健康科学部食安全マネジメント学部の小論文解説(2022年度)です!


昭和女子大学は、クラシックを聞く人なら「人見公会堂」で有名です

受験関係で働いている人は、就職率の高さかもしれません

栄養関係の人ならば、ここの食健康科学部の食安全マネジメント学科かもしれません

この学科は特徴的ですよね


昭和女子大学の食健康科学部には3つの学科があります


まず、管理栄養学科はわかりやすいですね

管理栄養士になるための学科です


次に、健康デザイン学科です

これは、食を介して健康になろうという研究をします

テーマは、健康!美!運動!です


最後に、食安全マネジメント学科です

これは、高校生にはイメージしづらいかもしれません

フードシステムを総合的に支える方法を研究しています

例えば、食の安全を管理するにはどうしたらいいのか?

食物を運ぶときに、どのようにしたら安全なまま運べるのか?

食の安全を守りながら、ビジネスとして成立させるためにはどうしたらいいのか?

といったことを学びます。


どれも面白そうですね!


では、2022年の小論文の問題を見ていきましょう!


【AO入試】

今回のテーマは「食中毒」です。

あわせて3問出題されていて、合計で800字以内で書きなさいというものです。


問1は、2019年と2020年の食中毒事件数を比べて、減少している要因を説明しろという内容です。また、事件が発生している場所についても言及しましょう。

「不明」が増えているのはなぜでしょう?

これについては、それぞれが好きに書いていいとは思いますが、おそらく「言えない場所」だったり、屋外など「説明するのが難しい場所」なのではないかと思います。

原因は明らかで「コロナ禍」でしょう。

わかりきったことではありますが、それを論理立ててわかりやすく説明することを求められています。


問2は、今度は2019年と2020年の患者数の変化をみて、その要因を説明しろという出題でした。

これは、資料を見ればわかるのですが、2019年から2020年になって、患者数は増えています。そして、発生場所を見てみると発生件数とは異なって、「仕出し屋」がダントツで増えています。ほかは、「学校」「事業場」です。

「仕出し屋」が増えているのは、コロナ禍によって食事を家庭内で取っている人が増えて注文も増えて、慣れない人や店がデリバリーに参入してきたことが原因ですね。ひとつの店がいろんな場所に配達するので、件数はそこまで増えていないが、患者数が増えてしまったのでしょう。

このあたりを、表をどのように読み取ったかを示しながらわかりやすく書いていけばいいでしょう。


問3は、家庭内でのアニサキスによる食中毒が増加している原因を考え、発生を防止する工夫を考えよという問題でした。

これも、コロナ禍によって自宅で食事をする機会が増え、その中でマンネリ化した食事にバリエーションを加えるために生魚を自分で捌いて生のママ食べてしまった人が増えたことが原因でしょう。

プロによって守られている部分があったということですね。

また、設問後段では、魚介類を専門とする飲食店の食品衛生管理責任者になった場合に、アニサキス中毒を防ぐためにどのような工夫をすべきかを書けという指示が出ています。

大雑把に言うと、①従業員にアニサキスについての教育をすること、②生で出すメニューを採用しない・生で出す場合は見逃さないよう二重のチェックをする、③客への啓発活動をおこなう、ということが考えられそうです。


あとは、字数配分ですね。

これは、問題を全部ざっと見てからだいたいで構わないので決めてから書きましょう。

今回の場合は、200:200:400くらいの割合でしょうか・・・


【公募推薦】

次に、公募推薦です。

こちらは、AO入試よりも文章量も資料数も減少しています。


「あなたの食生活に影響を与えている情報源はなんですか?」という質問に答えた回答内容がグラフとなっていて、それを見て読み取れることを述べてから、食に携わるものとしてどのような考えが必要か?という出題でした。


情報源としては、テレビ・家族・知人友人・雑誌・本・新聞・ウェブサイト等が挙げられています。

資料が取られたのは、令和元年なので、つい最近のことです。

資料を見ると、若者は家族から情報を得るのがおおいのですが、だんだん年をとると家族から情報を得る割合が減っていきます。これは、一人暮らしの高齢者が多いということでしょうか?

また、ウェブサイトから情報を得るのは若者が多く、これも年をとるに連れて減っていきます。

逆に、年をとるにつれて増えていくのが、テレビと新聞です。

このように、年令によって情報を取りに行く場所が違うことがわかります。

で、「食に携わるもの」としての考えです。

これは、どのように食に携わっている者なのかについてある程度決めた上で書かなければいけませんね。

よく考えて書きましょう。

これだけの情報量で800字を書かなければならないのは、ちょっと骨が折れます。

事前に、情報を仕入れておかないと書けることが少なくなってしまうかもしれませんね、

事前準備大事!!







まとめ


いかがでしたでしょうか?


全然わからないよ!という人は「こうやって書くんだ」という参考に、また自分なりに答案を作ることができた人は、「へえ、こんな答え方もあるんだ」という一意見として眺めてみてくださいね。


小論文では決まった答えがありません。


普段の学習で一番伸びる部分である答え合わせが難しいのです。


となると、「小論文対策って何をやったらいいの?」となりそうですよね。


小論文に正解は無いのですが、正しい書き方はあります。


それを学ぶんですね。


正しい書き方を学びたい人は、大学受験のポラリスに相談だ!


志望理由書指導もやってます!


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