総合型選抜やAO入試のプレゼンテーション対策を説明していきます!
●論理的に話すのが大事!
プレゼンテーションは発表なので、態度だったり表情も大事といえば大事です。
人前だと緊張しますよね。ですから、人前でも緊張しないで話す練習も必要です。
しかし、一番重要なのは中身です。
さらに、論理的な内容でなければいけません。
論理的に話すには、どうしたらいいでしょう?
それは、事前の準備をしっかりとやるのが一番です。
また、事前の準備と重なりますが、話す内容を文章にしておくといいですね。
事前に話す内容を文章にして、それを他人に読んでもらって添削してもらうのです。
●資料を有効に使え!
プレゼンテーションの場合、資料を使うことができる場合があります。
この場合は、グラフや表といった視覚的にわかりやすい資料をつくって、言葉では説明するのが難しいものを補足したり、話す内容が相手に伝わりやすくなるようにしよう。
データは口頭だと伝わりづらいので、資料向きですね。
●制限時間をきっちり守る!
プレゼンテーションが入試の一環としておこなわれるので、採点基準が必ずあります。
ひとりひとりの受験生の持ち時間が決まっている大学がほとんどです。
そして、時間厳守も点数に入っているところがほとんどだと思います。
事前の練習の時に、制限時間内に収まるか気にしながら話す練習をしましょう!
●志望理由書や小論文の練習がプレゼン力を伸ばす!
志望理由書や小論文と、プレゼンテーションって準備の方法がまったく違うと思っている人が多いのですが、そんなことはありません!
むしろ、つながっています。
志望理由書や小論文の対策や準備をしっかりとすることで、プレゼンテーションの質は必ず高まります。
というのも、プレゼンテーションで話す内容って、志望動機か事前に設定された課題内容なのです。そして、話す内容も結局は文章にしたものを元に話すことになるのです。
ですから、事前に志望理由書や課題についての小論文が、説得的論理的に書けていなかったら、プレゼンテーション内容もいまいちなものになってしまいます。
●プレゼンは伝え方が9割
人は、見た目が9割、という本が流行ったことがありましたが、プレゼンも同じで、伝え方がほぼすべてです。
こう書くと、「人前で発表する練習をしないと!」と考えてしまう人が多いのですが、「伝え方」には、内容の論理性やわかりやすさ等も含まれるのです。
ですから、まずは中身!
その次に、ゆっくり早口にならないように話すとか、話す内容の順番をどうするかだとか、表情だとかを練習していくのです。
それらすべてを合わせて「伝え方」と表現しています。
プレゼンテーション対策する上で大切なことを説明しました。
次は、志望校、受験する大学を決めましょう!
決めている人は、その入試の中身を調べましょう!
どんな大学がプレゼンを導入しているのでしょう?
●国立大学
茨城大学
東京工業大学
東京農工大学
静岡大学
横浜市立大学 国際教養学部・国際商学部・理学部AO入試
都留文科大学
など・・・
●私立大学
東洋大学
神田外語大学
東海大学
関東学院大学
日本大学
南山大学
など・・・
結構ありますね、上に書いた大学は一部です。
もっとあるので、自分が受験したい大学の募集要項をよーーーく見てくださいね。
大学入試のプレゼンってどんなことをやるのでしょう?
代表的なものを2つ挙げてみますね。
例1 志望理由を話すパターン
横浜市立大学 複数学部
募集要項にこのように書いてあります。
「「これまでの活動や取り組みで自己評価できるもの」について、その内容、動機や目的、方法、結果、意義などを、できるだけ具体的に記してください。…横浜市立大学 国際教養学部・国際商学部・理学部を志望した動機や理由を記すとともに、…入学後の目標や希望、それを実現するための構想を、できるだけ具体的に記してください。『大学案内』だけでなく様々な参考図書等を参照して、内容を深めることが求められます。… 」
これを見ると、志望理由を熱く、説得的に語る形式ですね。
志望理由書の充実が合格のカギとなります!
ただ、横浜市立大学の制限時間は30分です。
結構長い・・・
例2 課題が与えられて、それについて発表するパターン
東洋大学 国際観光学部
こちらはどんな出題でしょうか?
募集要項に課題が書いてあります。
「近年、世界的に観光客は増加傾向にあり、私たちの社会にとって観光現象はますます大きな影響を与えるようになっています。
その影響は、良いものばかりではなく、「オーバーツーリズム」と言われる現象に代表されるような、良くないものも含まれています。私たちの社会に及ぼす観光の様々な影響を踏まえた上で、具体的な事例を1つ取り上げ、望ましい観光を実現するための主体と手法について考察してください。その際、その事例が及ぼす社会への様々な影響について網羅的に整理し、その功罪を比較検討し、望ましい観光であることを論理的に説明してください。」
こういったテーマについて、A4の紙1枚にまとめてくるのです(資料の添付は1枚までOK)。
そして、当日は、小論文とプレゼン(5分)と質疑応答です。
倍率を見ると、AO入試にしては高めですが、一般入試に比べたら低い倍率なので、東洋大学に絶対行きたい!という人は、受けてみるべきだと思いますね。
通常の小論文の対策をまずやるべきでしょう。
そして、作った文章をわかりやすく5分で説明する練習を繰り返すのです。
さらに、質疑応答で課題や志望理由について聞かれるので、それについての準備も必要ですね。
では、こういった課題にどう準備したらいいのでしょう?
当たり前ですが、課題の内容について調べましょう!
まずは、そのテーマについて書いた本を探して、読んでみましょう!
ちょっと調べるだけでも、下のような本がすぐに出てきます。
「パンクする京都 オーバーツーリズムと戦う観光都市」 (星海社新書) 2019/10/27 中井 治郎
「観光公害――インバウンド4000万人時代の副作用」 (祥伝社新書) 2019/7/1 佐滝剛弘
「観光亡国論」 (中公新書ラクレ) 2019/3/7 アレックス・カー, 清野 由美
「京都が観光で滅びる日 - 日本を襲うオーバーツーリズムの脅威」 - (ワニブックスPLUS新書) 2019/12/10 村山 祥栄
情報をしっかりとインプットして、そこに書いてある問題点の原因などを覚えて、それについての解決策を自分なりに考えて文章にしよう!
このように、プレゼンテーション対策は、まずは話す内容をしっかりと作るところから始まります。
その次に、話す練習をするのです。
プレゼンと聞くと、話し方の上手下手をすぐに思い浮かべてしまい勝ちですが、実は、話す内容が合否に大きく影響しているのです。
内容をしっかりしたものにした上で、大学ごとの対策をしていくことになります。
出題内容は大学ごとでに大きくことなりますので。
大学受験のポラリスでは、プレゼンテーション対策もおこなっています。
どんな対策をしたらいいのか困っている人は、是非無料の受験相談をお申込みください!
困っている内容を聞かせてください!
対策を一緒に考えましょう!
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